どんな時も“自分らしく前向きに” エル・ウッズが背中を押してくれる!(映画:01)
キューティ・ブロンド/キューティ・ブロンド ハッピーMAX
Ⅼigally Blonde/Ⅼigally Blonde2:Red White&Blonde
2001年/2003年 共に20世紀フォックス供給 アメリカ映画
監督 ロバート・ルケティック/チャールズ・ハーマン=ワームフェルド
主演 共にリース・ウィザースプーン
私は母親の影響で中学生の頃からこの作品が大好きで、落ち込んだ時や頑張り時に必ず観ている映画です。
どんな時も“自分らしく前向き”な主人公エル・ウッズ。
とびきりキュートな彼女に元気と勇気をもらえる“バイブル的作品”になること間違いなしの作品です。
キューティ・ブロンド:あらすじ
主人公は、輝くブロンドヘアーにピンク色がよく似合う、まるでバービー人形のようにキュートでお洒落な大学生、エル・ウッズ。
ロサンゼルス市立大学に通う彼女は、将来上院議員を目指す恋人のワーナーから「君みたいなマリリン・モンローのような子は、妻として相応しくない」と別れを告げられてしまいます。
ワーナーの愛を取り戻すべく、彼と同じハーバード大学のロースクール(法学部)へ行くことを決意し、努力の結果見事に合格を手にします。
しかし、個性的過ぎるエル・ウッズは、ロースクールで周りに溶け込めず、馬鹿にされ、ワーナーとも距離が縮まらず、踏んだり蹴ったりな毎日。
そんな中、「エル・ウッズの本気を見せてやる!」と弁護士になる事を目標に、持ち前の前向きさで努力を重ね、遂に敏腕弁護士で大学教授であるキャラハンの法律事務所での実習生に選ばれる事になります。
そこでのエル・ウッズの成長や活躍は凄まじく、弁護士までの道を切り拓いていく、一種のシンデレラストーリーとなっています。
キューティ・ブロンド/ハッピーMAX:あらすじ
ハーバード大学のロースクールを卒業したエル・ウッズは大手の法律事務所に就職する。
前作中に恋人となった弁護士のエメットとの結婚を3ヶ月後に控える中、エルの愛犬ブルーザーの母親を式に招待したいと考え、行方を捜索する事に。
無事に探し出す事が出来たのだが、悲しい事にブルーザーの母親は、化粧品会社の実験施設で実験動物として扱われていたのだった。
エルは動物実験の現場から動物達を救おうと考えるのですが、ブルーザーの母親のいる化粧品会社がエルの務める法律事務所のクライアントだった事から、エルは事務所を解雇されてしまいます。
諦めきれないエルは、「法律を作り動物実験を辞めさせればいい!」と考え、エル考案の“ブルーザー法案”を通す為に友達と協力し、国会議員の支持を集め奮闘していく様を描きます。
キューティ・ブロンドシリーズ6つの魅力
魅力その1:女性の強さと男性の優しさ
この作品では女性の強く美しい姿はもちろんのこと、その支えになっている男性の優しさと力強さが描かれています。
主人公エル・ウッズの恋愛やファッションだけでなく、仕事にも情熱を注ぐ様子をはじめ、女同士の友情や結束力の強さ、エルに背中を押され自分に自信を持ち成長していく友人ポーレット(1,2作目)やリーナ(2作目)、エルに女性のたくましさを気づかせてくれるストームウェル教授(1作目)や上司のグレース(2作目)など女性が強く美しく生きる様子に多くの女性が勇気づけられる事でしょう。
また、エルの恋人エメットの彼女を見守る優しさや、時に先輩弁護士として彼女を助ける強さなど、男性と女性の支え合いあっての成功だという事も感じられる内容となっています。
魅力その2:個性的なファッション
ピンクがイメージカラーのエル・ウッズですが、ピンクだけが彼女のスタイルではありません。
エメラルドグリーンのガウンや黒いワンピース、グレーにピンクのラインストーンが入ったスーツやグリーンとパープルのツイードのスーツなど様々な洋服を着こなすエル・ウッズは、女性の憧れです。
また、服だけでなく、服装によって変わるヘアスタイルやこだわりのシューズ、ピンクの婚約指輪や虹色のキラキラストールなど細部に至るまで可愛いが詰まっています。
魅力その3:可愛いのはファッションだけじゃない!
キューティ・ブロンドシリーズではファッション以外にもにも可愛さが詰まっています。
ピンクのファーがあしらわれた固定電話や香り付きのピンク色の履歴書、結婚祝いのプレゼントに手作りされたアルバムやトイレの内装といったエル・ウッズらしいこだわりの詰まった小物や部屋。
また、エルの運転する車が意外と水色や黒の小ぶりなオープンカーだったり、昔の丸みを帯びた白とオレンジのMacパソコンとピンクだけに囚われない可愛さがあります。
魅力その4:他では見られないシーンの数々
個性的な主人公によって、他の映画では見られないユニークなシーンが見れるのもこの映画の魅力です。
大学入試の為のビデオ論文、男性を惚れさせる技の“かがんでパッ”(吹き替え版では”曲げてスナップ”)、エル考案の“スナップカップ”(仲直りカップ)、デルタ・ヌゥダンス、“ブルーザー法案”を通す為のプロモーション企画などエルウッズの世界観が炸裂しています。
魅力その5:洋画ファンも納得の吹き替え版
洋画ファンあるあるで、吹き替え版は好きではない人も多いと思います。
しかし、キューティ・ブロンドシリーズでは吹き替え版ならではの面白い言い回しがされており、字幕版と比べてみるのもとても楽しいです。
また、ソフト版のエル・ウッズの吹き替えはアニメ“ポケットモンスター”の主人公サトシでお馴染み松本梨香さんと声優さんのプロの技にも驚かされます。
魅力その6:気分を上げてくれる曲が盛り沢山♪
キューティ・ブロンドシリーズのおすすめの曲をいくつか挙げておきます。
(あくまで個人的な選曲です。)
1作目
・Parfect Day
・We Could Still Belong Together
・Watch Me Shaine
2作目
・WE CAN
作中の展開を盛り上げるのはもちろんのこと、聴くと元気をもらえるノリの良い曲が盛り沢山です!
その他の情報
・スピンオフ映画の“キューティ・ブロンド3”がある。(エル・ウッズが主役ではない為、私は観ていませんが。)
・ミュージカルも世界各国で上演されている。(日本ではエル・ウッズ役を神田沙也加さんが演じている。)
最後に
ファッションブランドや法律の事が分からなくてもよく分かる内容であり、90分程度なので気軽に観れるのも嬉しい作品です。
ぜひ皆さんもエル・ウッズにパワーをもらって、自分らしい明るい日々を過ごして下さい!(^O^)/