*ブレイクタイム*

息苦しいこの世の中にほんの少しの安らぎを。

恋愛映画の頂点!名作入りも納得の1本!(映画:09)

きみに読む物語

The Notebook

2004年 ニュー・ライン・シネマ(ワーナー・ブラザーズ)供給 アメリカ映画

監督 ニック・カサヴェスク

主演 ライアン・ゴズリング

原作 小説/ニコラス・スパークス 「きみに読む物語

受賞 第9回ゴールデン・サテライト賞 助演女優賞受賞

 

まさに恋愛映画の頂点とも言える作品です!

実話を基に作られています。

私は基本的に恋愛映画はあまり好きではないのですが、名作に数えられるのも納得の1本です。

唯一好きな恋愛映画でもあります。

下手な着色を加えない、シンプルな内容だからこそ、素直に素敵な作品になっています。

 

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きみに読む物語:あらすじ

話は終始、とあるおじいさんが、病院暮らしのおばあさんにある物語を聞かせている、その内容について描いています。

その物語は、1940年のアメリカを舞台に始まります。

田舎の肉体労働を生業にしている青年ノアと裕福な家庭で育ったお嬢様アリー、2人の生涯を通した恋愛模様についての物語です。

身分の違いや時代の混乱に悩みながらも、愛し合う2人の様子が丁寧に描写された内容になっています。

そして、ラストには切なくも素敵な展開が待ち受けています。

 

きみに読む物語4つの魅力

 

魅力その1:切なく美しい、感動のラスト

ネタバレになるので詳しくは書きませんが、とても素敵なラストシーンとなっています。

初めてこの映画を観た時は、正直そこまで内容に惹かれる事はなかったのですが、ラストシーンのあまりの美しさに涙が止まりませんでした。

“終わり良ければ総て良し”という言葉がある通り、映画のラストにこの映画の魅力の全てが詰まっています。

 

魅力その2:シンプルが故に伝わる純粋な愛の形

私が恋愛映画をあまり好きではない理由が、大袈裟なストーリー展開や無駄に飾り立てた内容、当事者達は盛り上がっていますが、客観的に冷静に見ていると全く共感が出来ない点にあります。 (あくまで個人の意見です。 )

恋愛を中心に自分の人生が回っている事が、とても無意味に思っているからです。

しかし、この作品はシンプルで素直な内容だからこそ、ここまで人を真っ直ぐに愛せるのなら、そんな人生も素敵だなと思わせてくれる内容になっています。

話の冒頭で、「生涯、命がけで1人の女性を愛した」という台詞があり、その言葉通り、真っ直ぐで純粋な愛の形が描かれています。

 

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魅力その3:ラストシーンを盛り上げる、見事なプロの技

魅力1でも紹介した感動のラストシーン、話の内容はもちろん最高なのですが、語り手のおじいさんを演じたジェームズ・ガーナーの演技力にとても心を打たれます。

彼の瞳には訴えかけてくるものがあり、目で語れる役者さんなのだと、プロの技に驚かされます。

注目して観なくとも、きっと彼の素晴らしい演技力には、惹きつけられる事でしょう。

 

魅力その4:丁寧な描写

この映画は比較的ゆっくりと話が進んでいくのですが、その丁寧な描写によって、一時一時がかけがえのない大切な時間の流れだという事を感じさせてくれます。

喜怒哀楽があり、幸せな時もあれば苦しい時もある、そんな人生のリアルさが伝わって来る事もこの映画に惹かれる1つの魅力なのかもしれません。

 

その他の情報

・2005年度MTVムービー・アワードにて“ベスト・キス”に選ばれています。

 

最後に

賛否両論ある作品なのですが、個人的には映画にして正解だったなと思う唯一の恋愛ものです。

ぜひ大切な人と観てほしい1作です。